敵の第1防衛ライン


1.


安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。
しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も――
それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。(出エジプト記20・8-11)

人間が労働しなければならないのは、六日だけである。

七日目には休まなければならない。

全部、自分で問題を解決しようとする人は、ストレスで病気になったり、死んだりする。

最善を尽くしたら、仕事をぶん投げて、休むことである。

人の悪を最後まで追及する人は、サタンの罠にはまる。

自分を義とするようになり、神の裁きを招く。

人間的にやるべきことをやったら、最終決定は神に委ねる。

人間的に最後までやろうとして、事がかえって複雑になることがある。

そんなときは神に「バトンを渡す」のだ。

超自然的に解決してくださる。

2.

批判者を区別せずに、全員の意見を参考にする人がいる。

批判する人には、神からの者と、サタンからの者の二種類いる。

サタンからの批判者は、こちらが最上の聖人君子になっても、なおも難癖をつけるから、相手にするのが無意味なのだ。

彼らには、こちらを潰すことしか頭にない。

必死に弁証すると、かえって相手の術中にはまる。

「神に選ばれた人と自称するあなたが、こんなことしていいのですか」みたいな、もっともらしい批判をするが、相手にするな。

「あなたが神の子なら、この石をパンにしなさい」とサタンは言ったがイエスは相手にされなかった。

3.

サタンは、自分の陣地に何重にも防衛ラインを張っている。

一番外側のラインを突破しそうになると、ものすごい攻撃を仕掛けてくる。

たとえば、家族の中で最初にクリスチャンになると、家族から悪魔的な非難を浴びる。

しかし、それを突破してしまうと、サタンはあきらめて、第2の防衛ラインに移動する。

「家族にキリスト教を持ち込むところまでは許す。しかし、家族全体をクリスチャンにするなどというおまえの計画は許さない」と考えている。

この第2防衛ラインを死守するために、サタンはあらゆる攻撃をしかけてくる。

それも突破すると、第3防衛ラインに移動する。

「家族をクリスチャンホームにするところまでは許す。しかし、その中から献身者を出すことは許さない」と考える。

・・・

このように、われわれの戦いの目的は、神の国の拡大であり、陣取り合戦なのである。

防衛ラインと次の防衛ラインの間には、小休止がある。わずかの平和な時期が続く。

しかし、防衛ラインを突破する戦いが始まると、戦闘は熾烈を極める。

自分に親しい人でも悪霊が入るので、目が三角になって発狂したようになる。

『バンド・オブ・ブラザーズ』というTVドラマがある。

最近、2度目の鑑賞をした。

ノルマンディー上陸作戦で戦った兵士たちのノンフィクション・ドラマである。

戦線の拡大の様子を見ると、霊的な戦いのそれがわかる。

一進一退を繰り返しつつも、徐々に相手陣営を攻略していく。

もしこのような戦闘の話を聞いても何も感じなければ、そのクリスチャンは「すでに死んでいる」。

戦いがないのは、死んでいるからである。

死体に銃口を向ける敵はいない。

4.

神の国のために献身しようとか、献金しようとか、祈ろうとか、やってみればいい。

すぐに猛烈な攻撃を受けるから。

一番平和に暮らすには、神の国のために働かないことである。

しかし、最終的には地獄に落とされるが。

現在、キリスト教は、タルムードユダヤ人によって骨を抜かれ、彼らの牧場の中に飼われている牛のようなものになった。

毎日必要な餌を与えられるが、最後に屠殺場に送られる。

「あ、いつの間にか敵の陣地の中にいる」と目覚めた人は、脱出を試みてほしい。

脱出しなければ、この先、キリスト教は尻すぼみになり、宣教どころではなくなるだろう。

その牧場では、餌に「徐々に衰弱する薬品」が混ぜられている。

また「子孫を残さないような薬」も入っている。

(今の日本のようだ。)

ミレニアムの戦いは、人々を覚醒させることにある。

日本だけではなく、アメリカでも覚醒が起きることを願っている。

世界中の聖書信仰の教会は、ほぼ100パーセント、シオニストに変えられた。

ディスペンセーショナリズムの前千年王国説の世界観では、じり貧になって滅びる以外にはない。

サタンの国を滅ぼすために、世界中のクリスチャンが目覚めること。

これによって、世界は大きく変わる。

単にディスペンセーショナリズムの教会に献金しても無意味である。

方向性が間違っているから。

われわれは福音派のクリスチャンが「再臨は紀元70年に実現し、今は、神の国の拡大の時代だ」と信じるように、働きかけなければならない。

これが当面、われわれにとって突破すべき、敵の第1防衛ラインである。

 

 

2017年9月13日



ツイート

 

 ホーム

 



robcorp@millnm.net