人生を無駄にしないために
聖書に関して、世俗の学問を修めた人々に共通する間違いは、聖書を世俗の資料と同列に置くことである。
考古学により発見された古代の風習が、聖書のそれと似ていると、「聖書の風習は〇〇人の影響によって生まれた」などと考える。
古代に「死と復活」を意味する神がいると、イエスの十字架と復活の原型はこれだ、とか。
古代に三位一体神がいると、聖書の三位一体神の起源だとか。
こういうミスは、すべて聖書を神の言葉として受け取れないことから起きる。
考古学や学問は、帰納法的な認識方法である。
古代の遺跡などから出土された様々な史料や遺物などから推測する。
しかし、さらに新しい史料や遺物などが出土すると、それまでの学説がひっくり返ることがある。
なぜならば、科学的知識は「今の時点でわかっていること」でしかないからである。
こういう相対的な知識によって、聖書啓示という神の言葉を評価してはならない。
そういう知識の獲得法を採用する人々は、「教えの風に吹きまわされる」安定を欠いた人である。
このような相対的な価値観を持っている人が刈り取るのは、精神病である。
いつ精神が病んでもおかしくない。
なぜならば、自分の心を悪霊から防御するための「信仰の大盾」がないからである。
われわれの心は、路上で放置されている金塊である。
いつだれが奪っても文句は言えない。
サタンはわれわれの心をほしがっている。
なぜならば、心を支配できれば、悪事を行わせることが可能だからだ。
人の心を支配し、洗脳し、ある考えを吹き込むことができれば、自分のために地上に悪魔の国を作ることができる。
だから、サタンは何よりも心をほしがる。
それゆえ、万人は自分の心を防衛しなければならない。
フリーメイソン・イルミナティなどに入って悪魔に忠誠を尽くす人は、ある種の精神病にかかっている。
悪魔崇拝も精神病も、どちらも悪霊に支配された心から生じる。
サタンの意図が「無力化」であるならば、その人の心は、バランスを失い、あるものや人に異常にこだわり、正常な社会生活が送れなくなる。
こだわりの対象は様々である。
ある人は、お化けを異常にこだわる。対人恐怖になる。
廃車された車に異常にこだわる人を知っている。
駐車場を借りて、誰も買い手がつかないようなボロ車を集める。
ごみ屋敷の主も、同じように一種の精神病である。
「執着霊」という悪霊の支配下にある。
サタンの計画が、悪事への利用にある場合、その人は、悪魔的秘密結社を作って、世界の乗っ取りをたくらむようになる。
サタンのために地上に悪魔の帝国を広げるために利用される。
イルミナティやフリーメイソンに入っている人は、このような人々である。
サタンは、これらの人々を利用して、世界を地獄に変えようとしている。
彼らは、前者の場合のように人々を「無能化」することはせず、高い知性や能力や精力を温存する。
サタンに支配されたこれらの有能な人は、社会の階層を徐々に上って、その国を支配する。
共産革命やテロなどを起こす。
宗教を作って、信者を洗脳し、教団を巨大な政治権力にまで成長させ、国政に影響を与える。
「無能化」のターゲットとなった人であれ、「悪魔の国のエージェント」として選ばれた人であれ、人生は徹底して破壊され、神の国のために有用な働きはできなくなり、人生を無駄に使うことになる。
自分の一生は、宝である。
自分の心は、金塊よりもはるかに価値のあるものである。
心を守ることができなければ、サタンに簡単に利用される。
無益な人生を送らないためには、自分の心を信仰によって守るしかないのだ。
学問を聖書の上においている人はいかに賢くても、肝心のところで失敗している。
「神の言葉を疑わない」という能力をいかに鍛えるか。
すべては、これにかかっている。
2016年4月7日
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