世界の究極的な対立軸
ヒューマニズム(人間教)は非合理主義である。
なぜならば、創造者でもない人間を「法と知識の源泉」に据えるからである。
人間教は「われわれはこの世界を創造したわけでもないが、あたかも創造者であるかのごとく振る舞おう。人間が定めた法こそが法であるとしよう。人間が主観的に認識したものが事実であるとしよう」と主張する。
聖書的キリスト教は合理主義である。
なぜならば、創造者である神を「法と知識の源泉」に据えるからである。
聖書的キリスト教は「神はこの世界を創造したので、神が定めた法こそが法である。神が認識したものが事実である」と主張する。
それは、まだ世界が創造されておらず、神しか存在しなかったときに存在した「法と知識」を、被造世界を統治するための法と知識の基準とする。
この2つの立場こそが、世界の究極的な対立軸である。
2017年7月25日
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