本当に有効な抗うつ剤はポスト・ミレである
ポスト・ミレになるまで精神的に不安定が続いた。
未来への不安があった。
聖書では、契約の民(クリスチャン)は陸で象徴され、非契約の民(ノンクリスチャン)は海で象徴される。
クリスチャンには、よって立つべき確固たる土台があるが、ノンクリスチャンにはそれがない。
この宇宙が偶然にでき、偶然に推移するという世界観でどうして土台が形成されるか。
神を否定したために、しっかりとした土台を自ら否定した。
その代わりとして設定したのが偶像である。
それは、人間、組織、国家、家族…、いろいろな形があるが、神の代わりに設定したものである。
神を信じないでやっていくために、人間や組織を選択し、それに頼る。
しかし、それらは被造物であるため当てにならない。
何かの事件をきっかけに信頼を失い、精神が不安定になる。
われわれは、神を唯一の土台とするので、安定している。
しかし、クリスチャンであっても、非聖書的世界観を取り入れるならば、安定を失う。
進化論とかディスペンセーショナリズム、リベラリズム、左翼思想などである。
これは本当の意味において神信仰ではないので、何かを偶像として設定している。
頼るべきものが神以外になっている。
多くの場合は社会的常識である。
「これまで社会的にこういうものが常識になっているからそれに頼る」と。
これは隠れた偶像礼拝である。
神に頼る人は、徹底して聖書に基づいて考える。
プレ・ミレは、「今の時代においてキリストは王ではない」と暗に了解している。
そして、「この世界はいずれ獣=反キリストによる独裁者に飲み込まれる」と信じている。
「今やっているビジネスもいずれ終末の動乱の中で潰れてしまうだろう」と考えている。
だから、神に頼れない。
不安になる。
私もかつてプレ・ミレだったのでわかる。
マイナス思考だった。
ポスト・ミレになって「今はキリストの時代。キリストよりも強い者はいない。だから大丈夫」と信じることができるようになった。
精神を安定させるのは薬ではない。
うつ病の薬には覚せい剤と似た成分が含まれていると聞いた。
かえって自殺の危険性があると。
こういったものも、イルミナティの人減らし政策の一つなのだろう。
食品や飲料水などにうつ病にさせる成分が含まれていて、抗うつ剤を飲ませて自殺に導いているのではないだろうか。
薬はイルミナティの罠ではないのか。
われわれは妨害を受けて行き詰まることもあるが、必ず突破口が開けるので安心である。
神は耐えられない試練を与えられない。
すべてのことは、神の御手を通じて起きる。
そして、われわれは勝利する。
神の国は拡大し、世界を飲み込む。
キリストが来臨された目的は、世界の弟子化、世界の神の国化である。
もしこれが実現しないのであれば、キリストの十字架も復活も無意味ということになる。
だから、われわれがいかに怠慢であり、不信仰であっても、御国は前進し、必ず「地を従えよ」の命令は成就するのである。
結果は予定されている。
われわれの存在は、その結果をもたらすための一つの積み石である。
ポスト・ミレであったスポルジョンは次のように述べた。
キリスト教はその最終ステージを迎えたわけではない。神の御言葉は、再び諸国民の間に爆発的に広がるはずだ。聖霊は、世界中を力と知識のバプテスマで溢れさせることがおできになるのだ。人々は、キリストがもはや墓の中にはいず、宇宙を統べ治める王座の真中に座しておられると信じるようになるだろう。
わたし個人について言えば、これから五十年間、わたしは犬どもの餌食になるだろう。それくらいの覚悟はできている。しかし、遠い未来になれば、人々はわたしを擁護するために立ち上がってくれるだろう。
(C. H. Spurgeon, An All-Round Ministry, (1900: repr. Banner of Truth, 1960), p. 360.)
もしわたしが最後のピューリタンであると言うならばそれでもよろしい。わたしは、そのように言われることを恥ずかしいこととは思わない。わたしの主は、これまで墓の中に埋もれていた御自身の真理をよみがえらせ、再びそれに日の光を当ててくださるだろう。それは、主が神であるのと同じくらい確実なことなのだ。今日の狂乱騒ぎはじきに終息に向うだろう。
(Metropolitan Tabernacle Pulpit (London: Passmore and Alabaster) vol. 30, p. 680.)
2013年12月18日
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