セオノミーを拒否することはエデンの園を追い出されること
エデンの園にあった2本の木は、人類の2つの道を示している。
一つは、永遠のいのちの木、もう一つは、善悪の知識の木。
善悪の知識の木とは、「人間の自分勝手な掟」に従う思想を象徴する。
聖書に基づかない善悪の決定、つまり、自分勝手な法の制定こそが、善悪の知識の木の意味するところである。
これは神との断絶に至り、永遠の命を失う道である。
神が善と言われたものを悪と呼び、悪と言われたものを善と呼ぶ。
倫理観が逆転している人は永遠の命にあずかることはできない。
その対極にあるのが永遠の命の木である。
これは、神の命令を絶対的権威として認める道。
聖書を無誤無謬の書として受け入れ、御言葉を絶対の基準とする道。
この道を選び取って実践する人々は、永遠の命にあずかる。
再建主義を「危険な教え」と呼ぶ福音派の教会は、まさに価値観が転倒しているとしか考えられない。
再建主義は、聖書を絶対的権威として受け取るため、旧約律法の本質を新約時代においても適用すべきだと主張する。
これは明らかに「永遠の命の木」の道である。
それを危険と呼ぶ人々は、自分で設定した基準を旧約律法よりも上に置くので「善悪の知識の木」を選んだのである。
自然法論者、カント主義者は、このような人々である。
われわれは、そのような立場に立たない。
1990年にセオノミー(神の法)論を否定してから、福音派は、善悪の知識の木から食べた。
聖書の法よりも人間の掟を選んだ。
旧約聖書を無効と宣言した。
今でもそれを悔い改めない。
だからエデンの園から追い出される。
神との契約から追い出され、永遠の滅びに至る。
もし自分を救おうとするならば、セオノミーに立つ以外にはない。
われわれの陣営に入ることなしに生き延びることは不可能である。
2012年9月13日
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