聖書の神を信じて、いかなる被造物にも影響されなくなることがわれわれの目標である
1.
ある自己開発セミナーの動画をたまたま見たら、講師が面白いことを言っていた。
勧善懲悪物のTV番組で、登場する悪の組織(たとえば、ショッカー)は、目標を持って、綿密に計画し、組織的に行動する。
それに対して、正義の味方(たとえば、仮面ライダー)は、出たとこ勝負、計画なし、単独行動。
善悪を度外視した場合に、どちらが魅力的か。
もちろん、前者である。
これは、今のイルミナティと教会に当てはまる。
イルミナティには計画があり、目標があり、組織的である。
それに対して、教会には計画がなく、目標もなく、バラバラである。
もちろん、教会内、教団内には、計画も目標も組織もある。
しかし、この地上世界への働きかけという点ではまったくそのようなものはない。
なぜならば、地上世界は、教会の関与する分野ではないから。
政治も経済も教会とは関係ないと考えている。
全部、内輪の活動である。
イルミナティは、世界支配を目指している。
世界を悪魔のために乗っ取ろうとしている。
そのために計画を練り、調査し、組織的に行動する。
教会が勝てるわけがない。
だから、どんどんイルミナティに浸食され、教会の存続そのものが脅かされている。
教会の中には、イルミナティから送られた偽預言者が入り込んで、ディスペンセーショナリズムを広め、世界の終末は近いと宣伝している。
地上を神の国に変えるグランドデザインが存在しない今の教会の神学では自滅以外には道はない。
専守防衛は、敗北を意味する。
目標、計画、組織、方法論を持たない神学では、勝利できない。
再建主義だけがそれを備えている。
福音派も、改革派も、カリスマ・ペンテコステ派も、ディスペンセーショナリズムの影響を受け、プレ・ミレかア・ミレである。
プレ・ミレもア・ミレも、地上における神の国建設を放棄する教えである。
だから、神の目から見て、ほとんど役に立たない。
神の目的は、「地を従えよ」である。
人間を創造した目的は、地上を神の国に変えることである。
そのためにわれわれはクリスチャンになった。
それなのに、その目的を放棄している。
だから、存在意義を99パーセント失っている。
教会がジリ貧になるのも無理はない。
悪魔には明確な目的があり、計画がある。
その計画を人間に実行させるために、組織的に活動している。
クリスチャンは、意識を180度変える必要がある。
地上支配を目指し、計画をたてて、組織的にこの地上の奪還を目指すべきである。
2.
日本の保守にもグランドデザインがない。
だから、それを持っている米イルミナティや中国に押し込まれている。
「もとの日本に戻りたい」ではだめ。
日本がどういう国になるのがいいのか。
何を目指すべきか。
こういう目標を設定すべきだ。
昔は、欧米に追いつき、追い越せ、という目標があった。
85年のプラザ合意以降、官僚の顔がアメリカに向くようになり、日本は漂流を始めた。
霞が関に愛国者がいなくなった。
85年からアメリカが日本を仮想敵として潰しにかかった。
あの時から、日本は戦争状態に突入し、攻められている。
バブルを起こされ、潰され、企業をタルムードユダヤ人に乗っ取られ、労働者は単なる奴隷になった。
TPPによって、規制緩和と法律改正の主導権まで彼らに奪われようとしている。
タルムードユダヤ人の計画は、深く広い。
彼らの宗教的な動機を理解しない限り、対処できない。
宗教的な側面にまで踏み込まないので、普通の陰謀論では、表面的であり、足りない。
ミレニアムでは、タルムードユダヤ人の宗教的動機を扱う。
だから、徹底している。
これに対して、評価する人はまだまだ少ない。
しかし、いずれ知識が増えれば、宗教的問題がわかる人も増えるだろう。
3.
このセミナーの講師はもう一つ興味深い話をしていた。
磁石はどこで切っても、必ずS極とN極が生まれる。
S極にだけなろうとしても無理である。
社会がどれだけ小さくなろうとも、その社会の中で「いい人」と「ダメな人」に分かれる。
親が子供について「おまえはダメだ」という。そのように言われ続けた子供が「あんな大人になりたくない」と思って大人になって、自分も子供に同じことを言う。
比較でものを見る人は、このように常に「自分にとってのN極」を作る。
依存心が原因である。
独立すれば、比較によって他人を貶めることがない。
独立した人は、自分や他人を否定的に見ることがない。
神と自分で自己完結すれば、他人がどのようであっても関係がない。
他人がどのように自分を見ても、それによって影響を受けない。
なぜならば、被造物は自分をどうすることもできないからだ。
神だけを恐れていれば、他人の問題は解決する。
自己啓発セミナーでは神がなく、偶像礼拝になるので、せっかくのよい話も無意味である。
聖書の神を信じて、いかなる被造物にも影響されなくなることがわれわれの目標である。
2015年10月20日
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