総合的にものを見れる本物のリーダーを育てる必要がある


1.

黒鉄ヒロシ氏の著書に基づいて解説する武田鉄矢氏によると、安重根以外にも伊藤を狙った人物がいた。安重根が使用した同一のピストルをレーニンが所有。つまり、共産主義者の工作であった可能性がある。

https://youtu.be/xxfVjyOM4dU

黒鉄ヒロシさんの書かれた本「韓中衰栄と武士道」に基づいて武田氏は、次のように語った。


実は、安重根は伊藤博文を暗殺しようとしてその場にいて、5発弾を撃ったが、その弾は伊藤博文には命中しておらず、本当の暗殺者が他にいるのではないか?

伊藤博文の身体から摘出された弾丸は、安重根のピストルの弾ではなかった。

安重根は弾丸に十字の亀裂を付けて、身体の中で飛び散るように工作していたが、取り出された弾丸はそうではなかった。

現場では合計で13発の弾丸が飛び交い、被弾した人の数は6人。

ここから3人程度のグループによる暗殺だったのではないかと推測される。

記録では安重根は平地から撃ったということになっているが、伊藤の体には上から弾丸が撃ち込まれている。

伊藤は日韓併合にもっとも反対し、韓国人による独立国家の建設を推進していた。

それゆえ、日韓併合ゆえに殺されたというのも間違い。

日韓併合を推進していたのは、山形有朋。

日英同盟を強化するためにも併合が必要と考えていた。

安重根が使用した拳銃は、ベルギー製7連発ブローニング銃。

この同じ銃がオーストリア皇太子のサラエボでの暗殺に使われた。

レーニンはこの拳銃をしきりに買い集めていた。

伊藤は、ロシアと貿易協定を結ぼうとしていた。

日露戦争によってぼろぼろになっていたロシアを立て直すのが目的だった。

革命を計画し、ロシアの回復を嫌ったレーニンが伊藤を暗殺し、協定締結を妨害した。

2.

近代になって、日本人は共産主義者によって徹底的に利用された。

ロシアと戦争したのは、ロシアの共産化のためである。

背後にヤコブ・シフというロスチャイルドの番頭がいた。

ロスチャイルドは共産革命を通じてロマノフ王朝を滅ぼそうとしていた。

蒋介石と戦争したのは、中国の共産化のためである。

アメリカと戦争したのは、日本の共産化のためである。

アメリカはルーズベルトにおいてすでに共産化されていた。

共産化とは、「人間教」の支配である。

人間教とは、「神の代わりに人間が宇宙の主になる教え」である。

この世界は、神と人間の戦いである。

どちらが主になるか。

人間教の背後には、最終的に神の座につこうとしているサタンがいる。

われわれクリスチャンが聖書から離れて、非聖書的な教えに染まるときに、われわれは力を失って、対抗勢力ではなくなり、次第に世界は共産化され、悪魔の帝国に変わる。

日本人は、この構図を理解し、自覚的に「神の国」のために戦う必要がある。

3.

日本人は現場レベルは非常に有能だが、国のトップレベルは無能である。

なぜならば、世界の構造を大きくとらえることのできる人物がいないからである。

野田前首相が『日曜討論』で「赤字国債も建設国債も、借金は借金。次の世代からの前借りだ。だから、緊縮路線を取るべき」と言った。

今はデフレなのだ。流通しているお金が少なく、人々の手にお金が回っていない。

いわば、貧血と同じ。

そして、血液は病院に備蓄が十分にある。

輸血して何が悪い?

十分な血液を与え、心臓を強くして全身にお金がいきわたるようにすることがなぜ悪い?

日銀が量的緩和をして市中にお金を流し、そのお金が国債の買い付けに回らないようにし、積極的に投資する環境を整備するのが政府の役割だ。

こんな素人レベルの経済の理屈も理解できない人間がトップにいる。

まして、イルミナティだのフリーメイソンだの、タルムードユダヤ人だの、カナン人だの説明して何がわかるか。

世界は『シオン議定書』をまともに受け取っている。

アラブ世界に行けば常識である。

歴史を俯瞰し、世界を俯瞰し、総合的にものを見ることのできる指導者が圧倒的に欠けている。

このような日本人の状況は、われわれが日々体験することである。

教会に行けば、人々は教会の日常生活をこなすことにしか関心がない。

聖書を学び、全体的にものを見ようとしている人など皆無。

だから、時代の風に吹かれてあちこちによろめく。

教会で裁判を受けたときに唖然とした。

カルヴァン派の教会なのに、長老が契約神学を知らない。

牧師が律法を敵視する。

「え〜〜〜!」

教育がまるでなっていない。

年数ばかりたって、ABCしか知らない人が多すぎる。

だから、私は、このミニストリにおいて、最初から骨太の問題を提起している。

総合的にものを見れる日本人を増やすには、よくものを考え、互いに議論し、切磋琢磨するしかないのだ。

難しい問題を自分で解くしかない。

4.

実力をつけるには、とにかく読書である。

再建主義の著書はたくさん出ているから読んでいただきたい。

ほとんど英語だが、日本語もわずかに存在する。

絶版になっていてなかなか手に入らないが。

そして、どうかクリスチャンの子弟には英語をかなり自由に使いこなせるだけの訓練をしていただきたい。

英語ができると情報量に雲泥の差がつく。

将来、子供たちが大人になったときに必ず感謝されるのが英語の教育である。

今後、情報、就職、社会性、あらゆる点で英語の知識は不可欠になる。

どうかゲイリー・ノースやラッシュドゥーニーの本をバンバン読める子弟を育ててください。

 

 

2016年9月26日



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