左翼は反キリストであり滅びの思想である


ラジオで大江健三郎へのインタビューがあった。

彼の考え方がある程度わかった。

基本にあるのは、人間信頼である。

「沖縄問題、尖閣問題、原発事故問題は深刻だが、『人間だから』解決できると思う」。

人間の可能性を信じる。

尖閣の問題は、「中国や台湾、そして、沖縄の漁民と連帯して解決する」と。

人間信頼が共産主義国に対する信頼につながっている。

鳩山の「東シナ海を友愛の海に」と同じような臭いを感じた。

大江氏のようなヒューマニズム、左翼、国際主義は、カントが作った近代主義に基づくのだろう。

カントは、人間を信じ、国際連盟を提唱した。

カント→ヘーゲル→マルクス→国際共産主義運動→国際連盟→国際連合

このラインに乗らない限り、ノーベル賞は取れないのだろう。

われわれ聖書信仰のクリスチャンから見れば、このラインは、バベルの塔のラインである。

つまり、神の国に対抗する人間王国に至るライン。

カントに対し、聖書の主張は次のとおり。


人間は、生まれたままの姿、つまり、裸は、恥ずべき異常な状態である。

人間には、神から与えられた毛皮=贖いの衣服が必要である。

贖いの衣服(つまり、キリストの贖罪)を着てはじめて人間はまともになる。

世界をまともに統治できるのは、贖いの衣服を着る人(つまり、クリスチャン)だけである。

大江の左翼思想に従っていけば、尖閣や沖縄は中国に献上され、東シナ海は友愛の名のもとに中国の海になるだろう。

その友愛の名のもとに、日本人は民族浄化され、大量の中国人の移民による事実上の併合に至るだろう。

それがチベットやウイグルにおいて中国人がやったことだ。

「人間に対する信頼」ほど有害なものはない。

人間信頼に基づく平和運動ほど戦争を引き起こすものはない。

中国に対して人間信頼を貫けば、どんどん国防費は削減され、中国に対抗できない力になった時点で戦争を仕掛けられるだろう。

われわれが唯一信じられるのは、神ご自身であり、人間ではない。

人間は悪魔に騙される者である。

悪魔に憑依され、悪魔の望みどおりに動くものである。

このような冷徹な認識を持たず、「生まれながらの人間を信じよう」みたいな左翼思想に汚染されると、今の日本のように、外国に地方自治体まで占領されることになる。

左翼は反キリストであり、滅びの思想である。

 

 

2012年10月31日



ツイート

 

 ホーム

 



robcorp@millnm.net