最高に有意義な仕事のために人生を用意してくださったことを感謝する
ロシアにいたころ、何人もの人から「あなたはいい人だ」と言われた。
「私はわかる。あなたは善良な人だ」と。
日本人はあまり口に出してそういうことを言う人はいないが、人物評価に厳しい人から信頼されることは多い。
私の最大な幸運は、両親に恵まれたことである。
父母はたいへん善良で、誠実な人である。
1990年に父の教え子たちが江の島で開いた同窓会に参加した際に、「君のお父さんは本当に素晴らしい人なんだよ。そんな人がお父さんだということに幸運を感謝しないと」と言われた。
さらに、若いころ、出会う人がすべて善良な人であったことも幸運であった。
悪人に出会ったことがなかった。
大学に入ったときに、聖書研究会というクラブに何気なく参加したが、そこで本当に素晴らしい出会いがあった。
それまでの人生の中でこんなに輝いている人と出会ったのは、はじめてであった。
とくに今、愛知教育大学教授をされている黒川知文氏とトーチ・トリニティ神学大学院宣教学准教授高見沢英子氏は、まさにこの世の人とは思えないほどの素晴らしいオーラを放っていた。
明るく、誠実で、愛情あふれる人柄であった。
「これがクリスチャンというものなのか!」と本当に驚いた。
大学の聖書研究会で得られたもう一つの重要なものは、小林勝美氏のカルヴァン主義であった。
彼から真に聖書的な考え方を学んだ。
神は私にこれらのすばらしい人々を用意してくださったのだ。
私はずっと温室育ちで、邪悪な人々がこの世に存在することを知らなかった。
1996年にこの活動を開始してから、悪霊との戦いが始まった。
罠を仕掛けられて経済的に生活が破壊されたこともあった。
しかし、この戦いのためにすべてが用意されていたのだと思って感謝している。
現在の生活は必要なものが与えられているという意味で感謝であるが、ぜいたくはまったくできない。
すべて、神が用意してくださった使命を実現するための状況なのだと思う。
神が「神の国を建設する」という最高に有意義な仕事のために人生を用意してくださったことを感謝する。
2017年3月23日
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