フリーメイソンに関する古典的な解説書の書評
フリーメイソンに関する古典的な解説書Freemasonry: An Interpretation by Martin L. Wagnerについて、www.fpparchive.orgが書評を記しているので紹介する。
フリーメイソン:Martin L. Wagnerによる解釈
これはフリーメーソンの分析である。フリーメーソンを理解することなく、誰も米国の政治システムと世界システムを理解することはできない。組織と宗教としてのフリーメーソンは、直接的に、自分の名前で行動ことはないが、その影響はあらゆる宗教と政治に及んでいる。それは、あらゆるものを結合して、単一の世界政府を作ろうとしている。
このテーマに触れるものは誰もいない。政界を支配する霊的な力であるにもかかわらず、フリーメーソンの正体を知っている者はほとんどいない。フリーメイソンからの祝福がない限り、政治的に成功することはない。宗教組織はその前にひれ伏す。戦争と平和は、フリーメーソンの国際的な目標に合わせて調整される。 フリーメーソンの影響を疑う者は、1000万人に一人もいない。
フリーメーソンは、世界人(universal man)を創造する。キリスト教からイスラム教まで、すべての宗教を統一する。民主主義から国家社会主義まですべての国民戦線を単一の世界秩序に結びつける。民主党であれ共和党であれあらゆる政党を、中央権力に献身する一つの政党にまとめあげる。フリーメーソンは、人類の心を集団主義の全体精神に結びつける。歴史は記録されず、計画だけがある。
様々な戦争、平和、政治があれど、名前は一つしかない。それは、フリーメーソン。その目標は、1つの世界、1つの宗教、1つの人種である。
いわゆる政治の過程は、大衆を楽しませるためにある。国家という船の航路は、あらかじめ定められている。すべての議論は、大衆の心を占領するための軽薄なナンセンスである。選挙は、政治的選択のためのジェスチャーゲームである。
フリーメイソンのシンボルマークを身につけ、典礼書を暗記し、祭壇の前にひざまずく何百万もの人々についてはどうだろうか。全フリーメーソンの教皇アルベルト・パイクが著書『道徳と教義』の中で述べたように、 「一般のロッジ(blue lodge)は、寺院の表玄関でしかない。入会者は、意図的にミスリードされ、欺かれるが、彼らはそのように扱われるべきなのである。フリーメーソンの真の精神を理解するのは、熟達者に限られる。」
フリーメーソンの目標は、現在の実現である。人類は、宗教と政治の多様性を夢想するが、フリーメイソンは人間の精神の統一を最終的に達成する。
ワグナー氏は、この組織の性質を明らかにしている。それは、オープンであると同時に秘密主義的である。儀式とシンボルが持つ隠された意味を解き明かされるのは、熟達者に限られている。ワグナー氏はすべてを語る。氏は「フリーメーソンは宗教である」と結論した。この1冊の本は、その価格の10倍の価値がある。1912年に私費出版された(563ページ)。
https://www.fpparchive.org/media/documents/public_policy/A%20Letter%20From%20Ephesus_Larry%20Kunk_June%202000_Ephesians%205;11,%20Inc..pdf
2018年2月24日
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