以下のURLは、興味深い論考である。


http://www.sankei.com/west/news/151224/wst1512240009-n4.html

1.

大学において人文科学系の学部を充実させるべきである

文部科学省から、各国立大学長などへ出された「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」と題された通知には、「人文科学系学部・大学院については、組織の廃止や社会的要請の高い分野への転換に積極的に取り組むように努めること」とあるが、「社会的要請」に応じて、人文科学を軽視するのは、長期的に見て国力を著しく殺ぐ。

人文科学は、世界を総合的に広く見るために絶対に必要である。

狭い分野の知識がどれだけ増えても、総合判断力はつかない。

戦前の幼年学校卒の軍部指導者が、世界を知らず、偏狭な世界観によって日本を誤導した。

同じ轍を踏むことのないように、大学において人文科学系の学部を充実させるべきである。

2.

世界〇〇ランキングなるものに惑わされてはならない。

日本は、世界のスタンダードと別に行動してきたが、世界で最高水準の社会・文化を作ってきた。

むしろ、世界は日本に倣えと言いたい。

日本人も、安易に自国文化を世界スタンダードに合わせようとするのではなく、是々非々で外国の良いものを取り入れ、悪いものを拒絶すべきだ。

 

 

2015年12月27日



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