現場にこだわらずインターネットで情報提供に特化する重要性
かつて集会でメッセージをしたり、様々な学校で教えたり、商社で研修生を相手に語学を教えたりしていた。
30代は教師業で各地を飛び回っていた。
夏季講習では千葉の木更津や福島の郡山まで出向いた。
40代〜50代は主に翻訳業をこなした。
通訳業もいいのだが、時間がとられるので、選択しなかった。
一時期やっていたことがあり、全国に出向いて、ロシア漁船に乗り込んだり、ロシアに出張したりした。
なぜ今翻訳業をしているかというと、余暇の時間が取れるからである。
2000年代になって自分が考えてきたことや重要な文献をインターネットで発表できるようになり、今は翻訳業のほうがいいと考えている。
30代、40代は、蓄積の時代だったのかもしれない。
ラッシュドゥーニーの思想も、おおむね自分の中で整理がついているので、新しい本を読んでも新鮮味はない。
当初は、彼の一つ一つの言葉が、自分にとって宝物であった。
気づかされたことを書物の余白に書き込んだ。
このHPの読者は、おそらくそれまで聞いたことのない話や思想に驚かれるだろう。
あまりにも現代の教会が、聖書からかけ離れてしまったので、聖書的な重要な教理に触れる機会はほとんどない。
ラッシュドゥーニーやゲイリー・ノースらの思想を学ぶことができるのは、おそらくこのサイトだけだろう。
鑑定士になる人は、本物にたくさん触れる訓練をするという。
本物に触れていると、偽物が見分けられる。
そういう意味において、このサイトで情報提供することは、偽キリスト教やヒューマニズムに騙されないために必要だと考えている。
だから、普通の牧師のように現場で汗を流すことに、意味を見ない。
もちろん、現場で奉仕されている牧師先生は、尊い仕事をしているのだが、私の現在の立場では、そのような活動は、あまり意味を持たない。
世界には、正しい教えが圧倒的に足りない。
だから、資料を提供することが、今の段階ではもっとも重要である。
これからも「本物」を提供し続けるつもりである。
神がこのようなチャンスを与えるために今の状況を作り出してくださったことを感謝する。
インターネットがなければ、改革の速度は今よりもはるかに遅かっただろう。
2016年2月6日
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