六芒星の起源
六芒星はユダヤ教では使われておらず、バビロニアの宗教のシンボル。ユダヤ教が六芒星を使うようになったのはルネサンス以降で歴史は浅いが、日本の籠神社の奥宮の象徴でもある。そのため、日本の神社に六芒星があるという事は、ユダヤ教ではなくバビロンの宗教との関わりが深いということになる。
たしかに実証的には(つまり、現存する証拠から判断して)そう言えるかもしれませんが、私は、これらのシンボルが、元初の宗教、つまり、洪水前の人類に共通のテーマであった「エデンの園への回帰」を求める宗教に起源があると考えています。
幕屋の構造、エルサレム神殿の構造、そして、神社の構造は、みなエデンの園が原型であり、洪水前から存在した「エデンの園への回帰」を求める宗教に存在したモチーフに基づいて作られていると考えます。
それゆえ、洪水前から使用されていた六芒星や菊紋(燃える炎の剣を象徴)、ボアズとヤキン、石清水、などが、洪水後、ユダヤとバビロンの両者に伝わり、それが宗教的象徴として残ったのでしょう。
ですから、六芒星がバビロン起源だというのは、現存の証拠から見ると言えることなのかもしれませんが、私は将来的に何らかの発見があって、それが古代ユダヤにもあったと証明されると思います。
この事情は、三位一体やメシアの復活など、古代の宗教に共通するテーマについても言えます。
三位一体やメシアの復活などのテーマは、エジプトやその他の古代文明にも存在するモチーフで、それゆえに、ある人々は「聖書はこれらの古代文明から派生した」と結論します。
しかし、われわれ聖書を絶対とするクリスチャンは「神の預言者として選ばれた人々を通じて、洪水前の知識や、三位一体、メシアの復活などの教えが口伝で誤りなく伝えられ、それがモーセなどによって成文化された。だから、他の宗教から派生したものではない」と信じます。
2017年1月14日
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