創世記1章28節の「地を従えよ」の「従えるkabash」という言葉は「足台とする」という意味の言葉が使用されている。
ストロング・コンコルダンスによると、
assault (1), brought them into subjection (2), forced into bondage (1), forcing (1), subdue (1), subdued (5), subjugate (1), trample (1), tread our under foot (1), under foot (1).
http://biblehub.com/hebrew/3533.htm
「襲撃する、配下に置く、縛る、強制する、征服する、踏みつける、足の下に置く、足台とする」
という意味になる。
つまり、世界が堕落する前から、地上とは、人間が戦って勝ち取る対象であった。
日本人の「自然と調和する」という美学と対照的である。
「だから、キリスト教はダメだ。自然破壊はキリスト教から来た」みたいな発想は間違いである。
なぜならば、自然保護の律法があるからだ。
長い間、町を包囲して、これを攻め取ろうとするとき、斧をふるって、そこの木を切り倒してはならない。その木から取って食べるのはよいが、切り倒してはならない。まさか野の木が包囲から逃げ出す人間でもあるまい。(申命記20・19)
生産は戦争に優先する。
聖書は木を大切にする。
日本人が木を大切にするのは、聖書法を守る民族が昔住んでいたからだ。
さて、もとに戻ると、神は堕落前の人間に対して「戦って、勝ち取れ」と命令された。
すべてが調和している世界で、罪がまったくなかった世界において、何と戦うのか。
サタンである。
サタンは、神のライバルとして、神の国の妨害者としてすでに存在していた。
それゆえ、アダムが堕落前であったとしても、世界に神の国を広げるにあたっては、妨害者であるサタンとの戦いは避けられなかった。
世界に出ていく前に、園においてすでに敗北してしまった。
そのため、キリストが第2のアダムとして来臨され、世界を従えられた。
わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネ16・33)
これは、すでに法的に世界が征服されたことを示している。
「勝つ」という言葉は、原語では「征服する」であり、完了形が使われているので、「すでに征服した」という意味になる。
クリスチャンは、キリストの副官として、世界を「実際的に」征服する。
なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。
世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。(1ヨハネ5・4-5)
契約の民であるわれわれは、法的にキリストになった世界を実際的に獲得するために選ばれた。
そのため、クリスチャンであると言いながら、地を従えよの命令に従わない人は、選びを拒絶するのと同じである。
これがどのくらいの刑罰に値するか。
主人の心を知りながら、その思いどおりに用意もせず、働きもしなかったしもべは、ひどくむち打たれます。(ルカ12・47)
われわれには、地を従える働きに参加しないという選択肢はない。
これは義務である。
この義務を退けるならば、人生全体が無意味になる。
われわれは、征服者として選ばれた。
サタンを「襲撃」し、「配下に置」き、「縛」り、「強制」し、「征服」し、「踏みつけ」「足の下に置」き、「足台とする」ために選ばれた。
だからそれができる。
神はできないことを命令されない。
われわれには、サタンを「襲撃」し、「配下に置」き、「縛」り、「強制」し、「征服」し、「踏みつけ」「足の下に置」き、「足台とする」ことができる。
われわれは、巨大なブルドーザーのようなものである。
サタンは、縛られた小人である。
ぶちぶちと潰すことができる。
われわれの背後には神がおられ、助けを約束しておられるので、絶対的なパワーで敵を粉砕できる。
この現実を知っているサタンは、そのため、クリスチャンに弱いイメージを持たせ、サタンに強いイメージを持たせた。
イルミナティのハル・リンゼイは、『地球最後の日』だけではなく『今も精力的に活動しているサタン』という本を書いた。
そして「ポスト・ミレの信仰は、第一次世界大戦によって粉砕された」と説いた。
クリスチャンは騙されて、「世界はサタンの支配下にある」と信じるようになった。
これが、今の世界においてサタンが暴れている原因である。
クリスチャンが祈らなくなった。
クリスチャンが活動しなくなった。
サタンに地球を明け渡した。
「地を従えよ」の命令は完全に無視された。
クリスチャンを縛れば、あとはやりたい放題だ。
ノンクリスチャンには法的権威がないので、サタンに対抗できない。
どんなに逆らっても、サタンの支配下にいる以上敵ではない。
サタンに勝つ法的権威を持っているのはクリスチャンだけだ。
だから、われわれが立ち上がることをサタンは何よりも恐れている。
われわれは、巨大なブルドーザーであり、次々とサタンの牙城を踏みつぶす。
われわれに逆らう者は、手痛いダメージを受ける。
これまで再建主義者に逆らって、人生がめちゃくちゃになった人がたくさんいる。
われわれには逆らわないほうがいい。
あくまでも逆らうならば、踏みつぶされるしかない。
会員のみなさま、このホームページをご覧のみなさま、どうか自分にある巨大な力と権威を有効に活用していただきたい。
信仰が薄いとそれだけ権威は発動しない。
信仰をしっかりと持って、持続的に敵に攻撃をかけてほしい。
どれだけ疑わないで祈れるか。
これに世界の運命がかかっている。
あなたの信仰に世界の運命がかかっているという自覚をもっていただきたい。