右にも左にもそれてはならない


マラソン大会で、コースを外れて、ゴールを見失ったら、どんなに足が速くてもアウトである。せっかくの練習が、全部無駄になる。

人間は、神が設定されたゴールを見失ったら、能力や努力に関係なく、無益な存在になる。

ギリシャ語で「罪」は#gs#amartia#ge#(ハマルティア)であるが、これはもともと演劇用語であった。


ハマルティアは、演劇に関する用語であり、最初、アリストテレスの『詩学』の中で用いられた。悲劇において、ハマルティアは、主人公が犯したミス、または、悲劇的な欠点を指すと通常理解されている。脚本の中で、このミスや欠点から一連の行動が生まれ、最終的に主人公の幸運は悪運に変わる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Hamartia

罪は、幸運を悪運に変えるミスである。

マラソンで言えばコースの選択ミスである。

「こちらの道のほうが近い」と勝手に判断して定められたコースから外れる。

神が定められた「人の道」を外れてどんどん進んでいくうちに、それまで持っていた幸運が悪運に変わる。

ちなみに、「運」などというものは、聖書のうちにはない。なぜならば、この世界は偶然によって動いているわけではなく、神が「完全に」支配されているからである。

「運気が変わった」というのは、「神のお取り扱いが変わった」ことの間違った説明である。

神はご自身の主権のもとに、人が神の法に対してどのように対応するかによって、評価を下し、肯定的もしくは否定的な結果を与え給う。

「人の道」ではないものを選択すれば、神がその行いに応じて、裁きを下される。

これを「運気が変わった」と考えてはならない。

どんなに商売上、利益があると見えても、中国と手を結ぶならば、最終的に会社を破滅に導く。

だから、賢い人は、絶対に中国で儲けようと思わない。

田中角栄が、親日国台湾を捨てて、中共を選択した結果、日本は尖閣・沖縄、さらには北海道まで侵略の危機にさらされている。

私は、あるクリスチャンと商売上付き合いができた。

毎月かなりの収入があった。

しかし、一緒に営業で地方回りをする車の中で、次第に彼の本性が見えてきた。

背後に「すごく黒い物」があるとわかった。

利益があがっていたので、そのまま付き合いを続けた。

彼が紹介する人間は、どいつもこいつもろくでもなかった。

元プロ野球の一軍で活躍していた選手もいた。

私がそれまで付き合った人々とかけ離れた倫理基準を持っていた。

結局、彼らとの付き合いの中で、大きな損失が生まれ、経済的に信用を失ってしまった。

それ以来、少しでも「後ろ暗い」ものを持っている人とは付き合わないことにしている。

悪人は悪人を連れてくる。

そして、どんどんと深みにはまらせて、最終的に進退窮まることになる。

朴槿恵が日本を捨てて中国を選択した結果どうなったか。

懲役24年である。

ハマルティアとは、選択ミスである。

誰と付き合うか、どの国と同盟を結ぶか、どの政治家を選ぶか、どの会社に入るか、どの法を選択するか。

自分を幸福に導くか、不幸に導くかは、すべて選択にかかっている。

あなたがたは、あなたがたの神、主が命じられたとおりに守り行ないなさい。右にも左にもそれてはならない。(申命記5・32)

 

 

2018年5月27日



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