意識を御国建設に集中しよう


イエスは彼らに言われた。「わたしを遣わした方のみこころを行ない、そのみわざを成し遂げることが、わたしの食物です。(ヨハネ4・34)

人間の第一の関心事は、食物である。

そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。(マタイ6・31-32)

「何を食べるか、何を飲むか」は、異邦人(つまり新約時代におけるノンクリスチャン)が「切に求めているもの」である。

人間は、動物ほどではないが、時間の多くを食物の獲得のために費やす。

食物は「人間の主要な関心事の象徴」である。

イエスにとって食物とは「わたしを遣わした方のみこころを行ない、そのみわざを成し遂げること」であった。

つまり、イエスの主要な関心事は、「父なる神が自分に与えた使命の成就」であった。

ノンクリスチャンにとって主要な関心事は「何を食べるか、何を飲むか」そして「何を着るか」、つまり、衣食であるが、イエスにとってそれは「父なる神が自分に与えた使命の成就」であった。

イエスは人間の模範であり、「本来あるべき人間の姿」であるので、われわれはみな、イエスと同じように「父なる神が自分に与えた使命の成就」を人生の目標にしなければならない。

われわれの使命は「神の国を拡大すること」にある。

地を従えよ。(創世記1・28)

神の栄光を表し、神の御心が実現する領域を広げることが、われわれの使命である。

人の救いは、この目的を成就するためである。

われわれがクリスチャンになったのは、この世界を悪魔の支配から解放し、神の御支配の中に入れるためである。

救われることが最終目的ではない。

サタンは、この使命をぼかすために働いている。

クリスチャンが「地を従えよ」という命令を忘れるならば、悪魔の支配は安泰だからである。

クリスチャンに「もうすぐ再臨がある。地上を変える必要はない」と信じさせることができるならば、悪魔は自分が征服した領域を維持し、拡大することができる。

悪魔は、イエズス会を通じて、ディスペンセーション主義を教会に受け入れさせ、クリスチャンを無力化することに成功してきた。

ディスペンセーション主義がはびこるようになって以降、教会は、ルシファーの世界政府建設に反対せず、むしろそれを助けるようになった。

騙されたクリスチャンは、世界を神の国に変えるために祈り、働くことを忘れた。

悪魔崇拝者ロスチャイルドによるイスラエル建国に賛同し、その支配の拡大のために献金し、祈るようになった。

今日、6000万人のアメリカのクリスチャンがイスラエルのために働いているので、ロスチャイルドの世界政府の建設は妨害なく進展している。

再建主義が強くなり、ディスペンセーション主義を批判し、これらのクリスチャンたちが騙しに気づいて、世界政府反対の側に回れば、彼らの計画は頓挫する。

ラッシュドゥーニーのカルケドンや、われわれのミニストリが強くなれば、サタンの試みは失敗に終わるだろう。

だから、サタンはわれわれやその支援者を妨害するのである。

1986年に私は、フロリダの長老教会でラッシュドゥーニーの『聖書法綱要』と出会った。

神は、私を通じて、日本において再建主義を広める活動を開始された。

この活動によって、多くの人々がディスペンセーション主義から離れ、神の国建設に参加するようになった。

しかし、当初、活動していた多くの人々が、フェデラル・ヴィジョンに流れ、行為義認を受け入れて、落ちて行った。

初期のころに聖書法綱要の学習会を通じて再建主義の基本教理を伝えた努力が水泡に帰した。

2000年ころからネットを通じて知り合った人々の中の幾人かがフルプレテリズムに流れ、落ちて行った。

最近でも、あらぬ嫌疑をかけた人々がわれわれの活動から離れて行った。

フェデラル・ヴィジョンやフルプレテリズムや、ディスペンセーション主義に流れても、何にもならない。

人生の虚無化である。

神の国の拡大という目標を失ったら、せっかく与えられた自分の命を無駄に使うことになる。

サタンは、われわれの気を散らし、衣食住についての心配や、非聖書的な教えに導いて、神の国建設に向かわないように働いている。

イエスは「わたしを遣わした方のみこころを行ない、そのみわざを成し遂げること」という目標から目をそらさなかった。

意識を御国建設に集中しよう。

 

 

2019年2月24日



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