聖書信仰から離れヒューマニズムを受け入れた教会が陥った罠


パソコンがガタが来てしまった。

5年ほぼ毎日利用しているので、寿命のようだ。

ときどき極端に速度が遅くなるので、仕事にならない。

さて、このHPでは悪霊の問題について扱っている。

この問題を扱うと、福音派ではほぼ異端児として扱われる。

私もある福音派の人から「君子鬼を語らず」と言われて、悪霊について語ることをたしなめられたことがある。

しかし、今日この問題に苦しんでいる人は多い。

というよりも、ほとんどすべての問題に悪霊がからんでいる。

聖書では「悪魔がほえたけるライオンのように」われわれを狙っていると言われており、われわれは、日々、ライオンの脅威のもとにいる。

だから、悪霊は存在しないだの、話しても無意味だの、というような人々は、実際にはすでに悪霊にやられている。

悪魔は自分の姿を巧妙に隠す。

問題が現象界の世界でのことであって、邪悪な人格的存在によって引き起こされていると信じる人々はおかしい人だ、と信じ込ませたいのだ。

悪魔は姿を隠すことによって自分に対する攻撃をかわしている。

見つかれば、祈られる。祈られるならば、働きができなくなる。

今のキリスト教はヒューマニズムの影響を強く受けている。

というより、圧倒的に支配されている。

ヒューマニズムとは、イルミナティ・フリーメイソンが作り出したものであり、啓蒙主義の影響を受けている。

啓蒙主義は、ルシファーを「光をもたらすもの」として拝む悪魔崇拝である。

ディドローもヴォルテールもフリーメイソンである。

自由の女神は「光を掲げるイシュタル」であり、イシュタルはバビロンの女神である。

つまり、啓蒙主義からインマヌエル・カントまでの流れの中で生まれたヒューマニズムは、バビロンの宗教なのである。

このバビロンの宗教が、ヒューマニズムという形でキリスト教の中に入り、いろんな現象を起こしている。

1.霊的世界の軽視

2.神秘主義の侵入


1.霊的世界の軽視

インマヌエル・カントは、人間には認識能力に限界があるという経験主義を取り入れ、それを踏まえて、人間が科学を通じて認識できるのは、現象界に限られるとした。

叡智界については、科学は扱うことはできないと。

叡智界に属する道徳や神存在、宗教教義などは、科学の埒外であると認めた。

たしかにこれは真理である。

なぜならば、われわれは、科学的調査によって死後の世界のデータを集めることができないからだ。

データを集められない以上、経験にのみ基づく(帰納法を採用する)科学では、結論は出せない。

科学は、得られたデータに基づいて仮説を論証するからである。

しかし、現象の世界に知識が留まるならば、われわれは、日々の生活ができない。

なぜならば、日常生活は、世界観に基づいて送るから。

世界観(宗教)とは、科学的証明を超えたことで成立する。

「あの人は信用できる」「この人を社員として採用しよう」と判断するのは、あくまでも「直感」である。

もちろん、興信所を使って素性を調べることも可能だ。

しかし、どんなにデータを集めても、最終的には直感で判断するしかない。

もしデータを集めるだけでいいなら、面接などする必要がない。

毎日生きているのは、自分に目標や生きがいがあるから。

これは科学の範囲外である。

このように、人間の生活は科学だけでは成立しない。

そのため、ヒューマニズムにとって、キリスト教や他の宗教に変わる世界観が必要になる。

そこで、カントは、「人間が創造主のまねごとをして世界に意味を与えられる」と考えた。

キリスト教では、聖書において神の御心は明らかである。

神はわれわれに「地を従えよ」との命令を与えられた。

だから、われわれが生きている意味は、神の国を地上に確立することである。

「御名が崇められるため」である。

「御国が来る」ためである。

「天におけるがごとく、地上でも御心が行われる」ためである。

カントは、このキリスト教を否定し、キリスト教の世界観と異なる世界観を作って生きるための思想としようとたくらんだ。

「生きる意味、目標は、自分が勝手に作っていい」と教えた。

それでカントは「人間教」を作ったと言われるのである。

カント以降のすべてのノンクリスチャンの思想は「人間のための世界」を作ることを目標としている。

神抜きの世界、人間だけのための世界。

もちろん、これは、サタン教である。

サタンはエバに「神はあなたが幸せになることを嫌っているのです」と吹き込んだ。

「だから、その実を取って食べなさい。そうすれば目が開かれるでしょう」と。

神を排除した世界の建設。

これが、ヒューマニズムがサタン教である理由だ。

学校教育ではヒューマニズムが教えられる。

だから、神学校でいくら勉強しても、ヒューマニズム批判を教えられていない教職者たちは、その影響をもろに受けている。

彼らのキリスト教は、人間中心であり、「人間の幸福実現のために神は存在する」との思想が入っている。

そして、認識論は、「叡智界のことは科学で届かない」との考えを吹き込まれているので、叡智界の事柄を「非科学的」と断罪し、それに触れることをあたかも罪悪であると見なしている。

聖書でいくら「イエスは弟子たちに悪霊を追い出す権威を与えられた」と教えられても、「いや、悪霊などというようなものにこだわらないほうがいい」と言う。

今のキリスト教は、「非霊化された」キリスト教である。

われわれの正しい認識の方法は、人間理性から出発せず、聖書から出発する。

だから、われわれは「聖書にこう記されているから、悪霊の存在を認め、悪霊が人間を攻撃している」とわかる。

今のキリスト教は、聖書信仰を標ぼうするが、実際のところ聖書を否定している。

悪霊の攻撃が強くなると、実際に様々な現象が起きる。

最近会員の方からメールをいただいたが、家の中にゴブリン(小悪魔)が現れたことがあるという。


私は他にも先生から、霊的世界にかかわることの危険性を、骨身にしみて教えられております。

カルト教会にいた時、私もおかしな体験をしています。

〇〇教会とかかわりを持つ様になってから、家にゴブリン(小悪魔)が現れるようになりました。

私は何度か廊下を横切るのを目の隅にとらえるだけでしたが、主人はその醜悪な姿をしっかり見ております。

それは、このようなものではなかったでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=rrnU0-Gsczs&feature=share

もう少し大きく、黒っぽい感じです。

主人の話だと、尻尾が付いていていたそうです。

そして、尻尾や耳まで覆った、全身タイツみたいなものを着ていて、
その柄が白とショッキングピンクのピエロの衣装のようなチェックだったそうです。

顔にはピエロのお面を付けていたそうです。

そのお面の口は真っ赤なおちょぼ口?といったかんじだったそうです。

醜悪ですね。

典型的なゴブリンとは違うのかもしれません。

羽はなかったと言ってました。

悪霊が活動していることはこういったことでもよく理解できる。

今、心理的な問題といわれているようなものも、悪霊が原因で起きている。

2.神秘主義の侵入

今のキリスト教には、ヒューマニズムを通じて、神秘主義が入っている。

ヒューマニズムがフリーメイソン・イルミナティ起源であり、それゆえバビロン起源である以上、神秘思想が入る可能性は十分にある。

いくら霊的世界を否定されても、それを否定できない人々は、この神秘思想に走る。

聖書信仰を確立しないと、どうしても霊界に属することを、経験に頼ることになる。

占い、オカルト、UFO、超常現象などがはやっているのは、人間が本能的に霊的なことを求めるからである。

聖書的クリスチャンであれば、聖書によってチェックするので惑わされないが、聖書を信じない人々の場合は、そういう世界を信用して、悪魔の策略に騙され、引き込まれて、利用される。

占い師や新興宗教の教祖に騙されて、金をむしり取られた事件は枚挙にいとまがない。

聖書を失ったキリスト教は、神秘思想に走るしかない。

チェック機能がないからである。

神道ももともとキリスト教だったのだが、聖書を失ったので、神秘主義になってしまった。

だから、儀式と建物だけが残っている教会のようなものである。

われわれが神道の神を礼拝できないのはそのためだ。

占いが侵入している。

アメリカの教会で、聖書を軽視した預言運動が始まった。

聖書の学び、教理訓練を伴わない預言は、容易に悪霊の道具になる。

霊的体験も聖書の基準がなければ悪霊の現象である。

動物の鳴き声をするとか。後ろにぶっ倒れるとか。

笑いが止まらないとか。

預言の霊は、預言者の意思に従うと聖書にあるので、自制できないような現象が起きるはずがないのだ。

正しい教理教育があればこんなふうに騙されないのだが、教会では「聖書を勉強すると暗くなります。イエスは単純なお方dした」などと妄言を吐く。

そして、福音派もカリスマ派も、フリーメイソン・イルミナティの宗教統合の餌食になりつつある。

指導者が統一教会に招かれて講演をしたり、統一教会の団体の理事を務めたりしている。

レフト・ビハインドの著者ティム・ラヘイは、CAUSAという統一教会の団体の理事を務めていた。

教会は、ヒューマニズムの浸透を許したために、自ら滅びを招く結果となった。

非常に危険な時代になってしまった。

 

 

2014年11月19日



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