進化論は学問としては死亡しました2


カール・セーガンの元夫人リン・マーキュリスが、次の説を1970年代に提出した。


ミトコンドリアは元来、好気性の古細菌の一種だった。葉緑体も太古は古細菌の一種であるシアノ・バクテリアの一種であった。太古、全く別の生物であった大腸菌や藻類などの細菌類(真正細菌)と、嫌気性のメタン生成細菌や熱水鉱床などの極限環境に多い細菌類である古細菌が合体・融合して出来上がったのが、真核生物だ。

当時は荒唐無稽と見る学者も多かったようだが、現在では定説になっているという。

太古の昔に別の生物だったもの同士が合体・融合して真核生物になったというのが事実なら奇跡だ。

なぜならば、一世代でそのような合体があったとしても、それを次世代に遺伝するにはDNAが変化しなければならないから。

今、たまたま事故で片腕を失った人がいても、DNAに変化がなければ片腕の子供は生まれない。

獲得形質は遺伝しないので、ミトコンドリアと葉緑体が合体しても、その合体がDNAに反映しないと次世代は生まれない。

具体的にどのような過程を取るかわからないが、次のように考えていみる。

1.単純な細胞のようなものがありました。



2.ミトコンドリアが取り込まれました。



3.ミトコンドリアを形成する遺伝子が細胞のDNAに追加されました。



4.葉緑体が取り込まれました。



5.葉緑体を形成する遺伝子が細胞のDNAに追加されました。



6.分裂してミトコンドリアと葉緑体を備えた新しい細胞が生まれました。

こういう学説が定説になるほど今の科学者の頭はおかしくなった。

ミトコンドリアとミトコンドリアを形成する遺伝子のDNAの配列は互いに独立事象である。

ミトコンドリアが取り込まれたからといって、遺伝子がそれを生じるように変化するとは限らない。

ミトコンドリアが独自にDNAを持っているにしても、取り込んだミトコンドリアが細胞と連関していなければ存在意味がないので、細胞の側にもミトコンドリアを利用するべく変化がなければならない。

こういう変化が偶然揃うとどうして信じられるか、私にとってはまったく理解できない。

 

 

2012年10月12日



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