ツァイトガイストに騙されないように注意したい


キリスト教原理主義、非常に興味深い。

この人たちは世界が12000年の歴史があると実際に信じているのだ。

私はこれをこの人たちの一人に「それじゃ、恐竜の化石は?」と問いかけたことがある。

彼は「恐竜の化石?紙が私たちの信仰を試すためにわざと置いたのだ」と答えた。
http://www.youtube.com/watch?v=BpiPmt_KO2I&feature=player_embedded

ツァイトガイストが、陰謀論を扱いながら、実際のところイルミナティの手先ではないかと思える箇所である。

イルミナティは、最終的に宗教、とくにキリスト教を撲滅することを目標としているから。

(1)
「キリスト教原理主義」なる言葉。

これは、非常に誤解を与える。なぜならば、イスラム原理主義を連想させるので。

英語では、ファンダメンタリズムである。

ファンダメンタリズムとは、もともと「聖書の字義的[=一語一句にこだわる]解釈によって形成されたキリスト教教義に厳密に忠実に従う立場」である。

キリスト教は、啓示宗教であるから、教会は初代教会からこの立場をとってきた。

カルトでもなんでもない。

(2)
恐竜は、そんなに時代が古いとは言えない。

今の科学では、人間が登場する前に恐竜の時代があったという。しかし、恐竜と人間の足跡が同じ岩盤の上に並んで発見されている。

ここ100年の間に、アメリカテキサス州パラクシー川流域の白亜紀の同一地層から恐竜と人間の足跡が100個以上も発見されている。

それも、同じ岩盤の上に仲良く並び、あるものは、恐竜の足跡と重なり合っているのである。
http://www.millnm.net/qanda/gfootp.jpg

1930年代に巷に恐竜と人間の偽足跡が出回ったことから、科学的実証性が疑問視されていたが、1982年に、非創造論の学者の立会いのもと、マスコミ8社の記者とカメラマンたちの目の前で発掘が行われ、引き剥がされた岩盤の下から次々と、規則正しく交互に並んだ恐竜と人間の交互の足跡が出てくるに及んで、非創造論者も人類と恐竜の共存の事実を認めざるを得なかったのである。

ペンシルベニア州立大学の地質学部教授ヒルトン・ヒンダーライター博士は、自分の目の前で剥ぎ取られて行く石灰岩層の下から出現した足跡の列を、形態もプロポーションも歩き方も人間のもの以外ではあり得ないと率直に認め、次のように述べた。

「今や地質年代は周章狼狽の極みにあり…進化論は瀕死の末期症状を呈していますが、その死をはっきり宣告できるのは、偏見のない新教育を受けて登場する、次の世代の科学者たちだけでしょう」。

(南山宏著『地球史を覆す「真・創世記」』(学研,1998年,16〜87ページ))

(3)
そもそも進化などあり得ない。

エントロピーの法則によれば、閉じられた系の中で、秩序は一定か崩壊に向かい、エネルギーは最後に平衡に状態になる。

たとえば、閉じられて外部とのエネルギーのやりとりが一切ないボックスに気体分子を一列に並べるとする。分子は時間とともに拡散し、ボックスに均等にばらまかれることになる。その逆は一切ない。

無神論の宇宙の定義から出発すれば、宇宙の外部とのエネルギーのやりとりはないので(つまり神は存在しないので)、宇宙は閉じられた系となる。

となれば、宇宙の内部で自律的に秩序が形成されることは絶対にないのだ。

だから、無神論に立つと進化はありえない。

ツァイトガイストに騙されないように注意したい。

 

 

2011年3月5日

 

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