世界の覇者になるには
また、ラオデキヤにある教会の御使いに書き送れ。『アーメンである方、忠実で、真実な証人、神に造られたものの根源である方がこう言われる。
わたしは、あなたの行ないを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。
このように、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。
わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精練された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現わさないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。
わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって、悔い改めなさい。(黙示録3・14-19)
「吐き出す」とは、救いの契約(キリスト契約)からの排除である。
生ぬるいと契約から追い出されるのである。
だから、クリスチャンであり、なおかつ「生ぬるい」という人はありえない。
クリスチャンは全員、熱くなければならない。
では、生ぬるいクリスチャンとは、どのような人々であろうか。
あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。
自分では豊かで、欠乏がないと思っているが、みじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者。
つまり、金銭的に豊かになり、自分のことを過信してしまった人々。
これは裕福になると陥りやすい罠である。
金銭が豊かにあると、自分が見えなくなる。
みじめで、哀れで、貧しい状態に気づかない。
盲目で、裸であることが見えない。
いわゆる平和ぼけである。
人間はあまりにも愚かなので、不幸や痛み、悲劇、悲惨、災害、犯罪被害、事故、病気、破産、戦争などが必要である。
われわれがクリスチャンになった後で被った様々な悲劇や試練は、実は、練り聖めるために必要であった。
「あの時が来るまでは幸せだったのに」と思うかもしれないが、あの時がそのまま続いていたらどうなっただろうか。
妖怪である。
化け物になっていただろう。
子供が他人の子をいじめて、自殺に追い込んだにもかかわらず、自分の子が悪くないと言い張るモンスターペアレントのような者になっていただろう。
今の中国は、モンスターである。
謙虚さがまるでない。
日本の支援で発展したのに、日本に対して傲慢に振る舞う。
自分をわきまえることができなくなってしまった。
だから、われわれは、しかるべき内面が整わないうちは、裕福になってはならないのである。
突然金持ちになって堕落しない優れた品性を身に着けるまでは裕福になれない。
クリスチャンは世界の王である。
だから、いずれわれわれのもとに巨額のお金が舞い込んでくるだろう。
神はその時を用意しておられる。
しかし、われわれが未熟で、裕福になる準備ができていなければどうだろうか。
絶対に堕落する。
巨額のお金を渡されても自分を戒めて管理できる人間になるまでは訓練される。
貧困や病気などの試練の中で苦しまねばならない。
大きな責任を果たす人格にまで成長しない限り、大きな富や権力は与えられない。
そういう意味においてわれわれはまず聖書を学び、実行しなければならない。
この地道な努力を積んでこそ、はじめて世界の覇者になれる。
2012年9月26日
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