傲慢な人には、知恵と知識は開かれないのである


今、私がここで発表している論は、世界の歴史を二分するほどの重要性をもっている。

だから、正当に評価されるならば、私の名前は歴史に残るだろう。

しかし、そのようなことには興味がまったくないので、人々から忘れ去られてもなんとも思わない。

いやむしろ、人々の間で称賛される人は神に憎まれるし、人から受けた利益は永遠の報いから差し引かれるので、無名のままで一生を終わりたい。

残念ながら、何度同じことを言っても、まったく理解しない人がいる。

頭がはねつけるのだろう。

せっかく歴史的な重大事件を目の前にしているのに、恩恵をまったく受けられない。

私が期待するのは「あ〜〜、そうだったのか!これはどえらいことだ!」という反応である。

しかし、そのようなものはまったく届かない。

つまり、まだ時期が来ていないのである。

人々が理解するのには何十年かかかるだろう。

思索をきわめていけば、再建主義にいきつかざるをえないし、日本が完成されたイスラエルであることも理解できるだろう。

いったん、高みに立つと、下界が広く総合的に見えてくる。

私がここで述べていることを本気にし、一行一行、目を皿のようにして読むならば、もっとも正しく成熟した世界観を手に入れることができるだろう。

読み飛ばして、いつも同じ思考パターンの中に閉じ込められているならば、それだけの人生である。

そういう人にはまったく興味がない。

傲慢な人には、知恵と知識は開かれないのである。

 

 

2017年6月30日



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