日本は中央銀行家の国なのだ
日本は不換紙幣を発行できる国なので、デフレが起きるわけがない。
日本経済は人為的に「縮小させられた」。 90年代に貧血になった。それなのに造血しなかった。
バブル時代に貸し出しされたお金は、銀行が信用創造によって「無から」作り出したお金。不良債権が発生して銀行の業績を圧迫したのであれば、日銀が量的緩和し、銀行の信用創造を促せばよかった。つまり、再び「無から」お金を作り出すことを許可すればよかった。そして、国民の債務をすべてチャラにすれば、日本経済はバブル後の「失われた20年」を経験せず、順調に経済発展したはずだ。
なのに、あろうことか、政府は実体経済で作られた利益であるお金(税金)を、不良債権の後始末に使った(補填)。 バブルでお金の総量が減ったのに、税金で補填しても、総量が増えるわけではない。 お金の総量は、量的緩和と信用創造によって回復するしかなかったのだ。
国民は税金を取られたうえに、デフレで苦しむことになった。
これは、ひとえに、日本の国力を衰退させ、中国をアジアの盟主にするとの、中央銀行家たち(=グローバリスト)の政策が原因である。
インフレを起こして、急激にデフレを起こすことによって、国は破滅する。 お金の量を、国民以外が、人為的にコントロールすることを許す今の体制は、国民主権の国家ではない。
日本はアメリカ同様、中央銀行家の国なのだ。
2017年7月17日
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