移民の本当の意図


産業革命が起きたときに、ラダイト運動というのがあった。

職人たちが、自分たちの仕事を奪う機械を破壊した。

しかし、産業革命が進むにつれて、その新しい技術が新しい仕事を生み出して、仕事の量は格段に増えた。

移民賛成は、ラダイト運動みたいなものである。

今の技術を前提に「このままだと移民が必要だ」と判断している。

AI技術の発達により、仕事の自動化が進むと、単純労働だけではなく、知的労働までも機械が行うようになる。

その場合、少子化で人口の減った日本でも、仕事が足りなくなる恐れがある。

移民をやったら取り返しがつかない。

社会に溶け込めない文化を持った人々が大量にやってくれば、日本の国柄が変わってしまう。

日本人が圧倒的に優位な状況のもとで漸進的に入れるというのであればある程度理解できるが、欧州のように急激に異民族を入れると混乱しか生まない。

産業界の圧力があるのかもしれないが、今の段階で、労働者の賃金が上昇していないのは、労働者の数が少ないわけではないということだ。

保育所の増設問題や増税傾向を見てもわかるように、日本人の少子化を食い止める努力は十分になされているとは言えない。

私は、移民には、労働者不足というより別の理由があると考えている。

それは、国民国家の解体である。

日本破壊の意図が背後にある。

 

 

2016年9月28日



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