原理的に科学は信仰に対して影響を及ぼすことはできない


科学には原理的に限界があるので、クリスチャンの信仰に対して影響を与えることはできない。

科学者は「絶対に開けられない部屋がある。中に何があるか知ることはできない」とは言えても、「絶対に開けられない部屋がある。中には何もない」とは言えない。

なぜならば、経験科学はデータにのみ基づいて知識を得る活動だから。部屋の中の情報を手に入れることができないのであれば、「何もない」との結論を出すことはできない。

科学は死後の世界のデータを集められない以上「死後の世界はない」とは言えない。「蘇生者の記憶は、死後の世界を記述したものではなく、単なる脳内の電気的変化によって生じた幻想だ」というのは一つの意見であって、それが死後の世界が本当にあるかどうかを示さない。

物的証拠に依存する現代の経験科学的手法だけでは、聖書の奇跡や死後の世界を否定することはできない。

それゆえ、クリスチャン側では、自らの信仰の内容を科学によって左右されるべきではない。

 

 

2019年1月31日



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