ロシアのユダヤ人迫害は共産革命の下準備として起きた「作られた迫害」であった
私はある大学の依頼で、1880年代のポグロムに関するロシア政府と現地治安部隊の間の交信録(500ページ)を翻訳したことがある。
ヤコブ・シフはロシアによるポグロム(ユダヤ人迫害)の仕返しをした、と馬淵氏が言われるが、本当のところは、ロシア政府はユダヤ人迫害の鎮圧に努力した。
俗に言われる「コサック兵によるユダヤ人虐殺」は、第一次資料を見ると真逆で、コサック部隊はユダヤ人迫害をした農民たちへの取り締まりに大いに貢献した。
農民は農民で、ユダヤ人迫害を自ら行ったというより、「皇帝がユダヤ人の住居を襲えとの命令がでた」との噂を信じて行ったに過ぎない。
つまり、ロシア人によるポグロムは「作られた迫害」であり、それに対するヤコブ・シフの復讐も「作られた復讐」であった。
ユダヤ国際金融資本がロシアに共産革命を行うための下準備として、ロシアを悪者に仕立て上げる必要があったということ。
これを敷衍すると、日本によるアジア南下政策も「作られた侵略」であり、ABCD包囲網はそのための下準備であったと推察できる。
https://www.youtube.com/watch?v=bD2Q_3CEtZs
2018年7月5日
ホーム