ミレニアムの活動の重要性
このサイトでは、重要な神学的問題と正統的な教理を非常に簡潔に述べることにしている。
それは、単に思いつきで述べたものではなく、歴史的に積み重ねられてきた問題の解説である。
だから、普遍性がある。
〇〇教の教祖が念力や瞑想、霊体験で語った手前味噌のようなものではない。
どの分野でもそうだが、研究者は、研究史を踏まえて話をすべきだ。
どこまでが判っていて、どこからが判っていないのか。
そういう過去の研究に関する知識を持っていないと、無駄足を踏むことになる。
律法の第3効用の問題などは、基礎中の基礎である。
こういうオーソドックスなカルヴァン派の教理を再建主義の独自の教理だと誤解する人々は、話にならないので無視する。
そもそも再建主義において独自の教理などない。
再建主義では、すでに確立されている教理を組み合わせて世界観としてまとめて提示したところにもっとも大きな意義がある。
そして、現代世界の反キリスト的世界観と対比させ、どこがどう違ってどのように考えなければならないかを示している点も有意義である。
私は、今の神学校では問題を理解しにくいと思っている。
総合的に見て、的外れである。
いろんな議論をしても、聖書の中心的テーマ「地上支配」に関しては完全に沈黙している。
これは、おそらく、悪霊が働いて、このテーマについて考えさせないようにしているのだと思う。
デボーション、奇跡としるし、弟子訓練、教会成長・・・
神学校において、教会において、様々なテーマについて語られているが、いずれも聖書の基本的なテーマとは離れている。
聖書が強調しているのは、「クリスチャンは王であり、地上を支配できる」という点である。
アダムに与えられた「地を従えよ」の命令は、人間の創造の基本的な意味なので、これこそがわれわれが学ぶべき問題である。
この地上支配を軸としてしっかり持たないと、様々な些末な運動に巻き込まれて、無駄な時間とお金を使うことになる。
全世界の教会が伝道を行っている。
しかし、ディスペンセーショナリズムに汚染されているので、クリスチャンは「地を従えることはできない」と考えている。
つまり、伝道とは、地上支配をあきらめたクリスチャンたちをどんどん増やす活動になってしまったので、神の目から見て「役たたず」なのである。
それゆえ、私はあえて断言しよう。
教会は、ディスペンセーショナリズムによって99%無益になり、そのため99%の力を失ったと。
「われわれは、キリストにあって世界の王だから、地上を支配できる」と考え、戦うクリスチャンが起きれば、世界は変わる。
われわれが地上支配を求め、今地上を支配しているサタンを追い出すことに決定すれば、そのとおりになる。
神は本来の使命に立ち返った教会に驚くべき力を降り注がれるだろう。
このときにはじめて「本物の」リバイバルが起きる。(*)
それゆえ、この働きがいかに重要かご理解いただきたい。
(*)
これまでの、いわゆるリバイバルは、フリーメイソンによって利用され、社会の絆を断ち切る結果となった。
各地でできていたクリスチャン共同体は、信徒を感情と熱狂によってバラバラにする大衆伝道師によって破壊されてきた。
健全なクリスチャン共同体を再建しない限り、毎世代われわれはクリスチャンを獲得しなければならない。
健全なクリスチャン共同体では、教育は聖書に基づいて行う。
教理教育を重視し、神学的にしっかりとした土台を作って、志操堅固なクリスチャン子弟を養成する。
感情や熱狂によって人々を獲得しようとする大衆伝道に騙されたクリスチャンたちが共同体を破壊し、その後、新たな絆として、アメリカにはフリーメイソンなどの友愛団体が浸透し、アメリカの宗教を形成した。
フリーメイソンを通じて、悪魔の教えがクリスチャン家庭にも侵入し、その家庭破壊の教えを通じてクリスチャンはバラバラになり、個別に攻撃されるようになった。
本来の神の国の建設は、共同体を通じて拡大される。
昔の日本で神社を中心として共同体が形成され、祭りや学校などで生活を通じて教理が教えこまれたように、教会を中心として祭りや学校など生活を通じて共同体が発展するのが理想である。
悪魔はフリーメイソンを通じて、家庭や地域社会を破壊しようとしている。
2013年5月26日
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