再建主義を無視する時期は終わった
いよいよ、時代が大きく変わろうとしている。
この大変動をわれわれはずっと待ち望んできた。
悪魔の勢力が力を失い、神の勢力が失地回復に立ち上がる時代が来ることを首を長くして待っていた。
これまでイルミナティが作り上げてきた世界の常識、思想的なパラダイムが崩壊し、われわれの立場が正統派になる時を心待ちにしてきた。
R・J・ラッシュドゥーニーの著作に対する学界からの正式な研究書が現れた。
イルミナティが支配するキリスト教会、神学界ではありえないことだった。
これまで登場したラッシュドゥーニーの研究書はいずれもまじめな批評ではなかった。
資料を直接あたったわけではない、2次、3次、また聞き、噂のレベルの二流三流の批評しかなかった。
しかし、マイケル・J・マクヴィカー『キリスト教再建主義:R・J・ラッシュドゥーニーとアメリカの宗教保守主義』はまったく違う。
それは、R・J・ラッシュドゥーニーについての最初の本格的な評価である。
マーティン・G・セルブリードの書評を以下に記す。
マイケル・J・マクヴィカー博士は、キリスト教再建主義に関する最初の本格的な学術書を著し、R・J・ラッシュドゥーニーの著作がアメリカ文化に対して及ぼした影響の複雑さを解明した。
1017個の巻末注は著者の学究的な技量を明確に示している。
他方、その本体部は、原著書からの直接引用に依拠しており、それなるがゆえに、本著の価値がさらに増している。
(これは、孫引きやさらにその孫引き、噂が当然のこととして許容される研究分野ではまれなことである)。
マクヴィカー博士の良質並びに適切な文献引用は、それらが扱う対象の範囲の包括性と同じくらい重要である。
ある見地から見ると、このような研究は、すでに時期を逸している。
著者が指摘するように「ラッシュドゥーニーを意図的に無視した時期が20年ほど続き、ようやく1980年代になって、多くの有力な教会指導者と福音主義者の知識人たちが突然、彼の思想の遍在性に気づいた。そして、どうしてもこの現象を説明する必要に迫られたのである」。
その説明は率直である。「ラッシュドゥーニーは、学問の世界において報道管制の対象であった。たとえば、『クリスチャニティ・トゥデー』誌は、できる限りラッシュドゥーニーを無視するという暗黙の方針を取ってきた…。しかし、この報道管制には、予期せぬ重要な結果が待っていた…。」
本著は、数十年にわたる報道管制と自ら招いた無知という偏りを是正するための錘である。
主要な大学出版局から、一冊の本の分量の対応が現れることを保証した人が何人いたであろうか?
このような著書が存在することそのものが、思想界に対するR・J・ラッシュドゥーニーの貢献の大きさを暗示している。
さらに驚くべきなのは、そのような本が、さらに一歩前進し、彼の影響力がどれほどのものであるかを明らかにし、彼のどの部分を非難または評価すべきかを決定し、有名無名の運動家や先導者たちの間で彼がどの程度の地位を占めているのかを正しく推定しようとした点である。
http://chalcedon.edu/research/articles/first-major-book-about-r-j-rushdoony-2/
2015年5月4日
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