神が私を孤独に追いやられた理由


1.

三鷹の教会を出てから、本当に奇妙な生活が始まった。

それまでファミレスで友人と話すのが好きで、会話を通じていろいろと勉強した。

初期の再建主義者の人々はそうやって影響を与え合った。

私がラッシュドゥーニーの著作を翻訳し、それをテキストに毎週討論会を開いていた。

三鷹以降は、仕事の関係で外出する以外に人とほとんどまったく会わない。

講演会やコンサートなどもほとんど行かない。

以前会話する場所であったファミレスは読書の場所になった。

インターネットで知り合った人々とは、札幌での講演会と千葉のご夫婦と会った以外には一度も会ったことがない。

フェイスブックでの友人も高校時代及び大学時代、高田馬場及び三鷹教会の人々以外に面会したことは一度もない。

奇妙な現象である。

13年間電話では頻繁に話すが一度も会ったことがない友人もいる。

どうしてこういう状況になったのか。

一つは、電話が「掛け放題」(時間無制限均一料金)になったことが大きい。

もう一つは、インターネットの情報伝達能力が相当優れているからでもある。

インターネットでは画像や動画も送ることができる。

面会して伝える必要性が以前より圧倒的に減った。

孤独になったことにより、読書によるインプットが増えた。

アウトプットばかりだと考え方が発展しない。

神は、再建主義の世界観を確立し、それを広く伝えるために私を孤独な環境に置いたのだと思う。

2.

最近はとくに惹きつけられる本といえば、Edward Hendrie, Solving the Mystery of BABYLON THE GREATであった。

これは、自分が陰謀についてこれまで考えてきたことをまとめて記してある本であり、正直、自分とぴったりと同じ見解でびっくりした。

ただ、著者は再建主義ではないので、タルムードユダヤ人の影響を知るのにとどまっている。

重要なのは、今の世界のこの悪魔化の原因がどこにあるかを理解するだけではなく、どのようにして再建すべきかを知ることにある。

陰謀論だけではだめで、再建論が必要である。

ミレニアムでは、(聖書の法による)再建を唱えている。

次のことが行われているという意味において、われわれのミニストリには大きな意義がある。

1.問題の分析

2.問題のわかりやすい指摘

3.解決策の提示

次の世代の人々は、ここで作られた基礎をさらに発展させ、各専門分野において、聖書的な学問を作り上げ、聖書の世界観を精密かつしっかり築きあげていただきたい。

簡単に世俗のそれに丸め込まれるのではなく、よく学び、よく考え、そして、よくまとめ、よく伝えていただきたい。

あくまでも、世界の主人公はクリスチャンであり、クリスチャンが聖書に基づいて築き上げた世界観こそが世界の人々をリードすべきであるということを忘れないで、やっていただきたい。

 

 

2015年9月30日



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