聖書が教える救いの意味2
2.
日本人として生まれると、太平洋戦争で負けたという運命を背負う。
日本は、憲法を超越した日米合同委員会という名の米国の占領機関の支配を受けており、首都圏の空域は未だに米国に支配されている。
日本人としてではなく、個人としての自分が戦争中に生まれておらず、いかに太平洋戦争に無関係であっても、日本国民としての自分は、グループの一員としての扱いを受け、日本の歴史的遺産を相続する。
純粋にいかなるグループからも独立している個人などというものは存在しない。
われわれは、DNAの奴隷である。先祖から受け継いだ身体的精神的属性を持っている。
白人から生まれた人は白人、黄色人種から生まれた人は黄色人種、黒人から生まれた人は黒人である。
アダムの子孫は、アダム族である。
われわれは、生まれながらにして「神の試験に失敗した人」であり、それゆえ「霊的に死んでいる」。
毒蛇から生まれた蛇に毒があるように、堕落したアダムから生まれたすべての人は生まれながらに堕落し、罪人である。
子供は、きわめて利己的であり、甘やかされ、矯正されないまま育つと、手のつけられない大人になる。
「アダムが失敗した?そんなこと俺に関係ないよ。なんでそんな昔の人の責任を背負わなければならないのだ?」と言っても仕方がない。
事実、アダム族はグループとして堕落し、霊的に死んでいるのだから。
ギリシアの彫刻やルネサンスのダビデ像などを見ると、昔の人はわれわれと同じ肉体を持っていたことがわかる。
細部に至るまで同じである。
ここからアダムも同じ肉体を持っていたことがわかる。
これでどうしてアダムと関係ないと言えるだろうか。
われわれは、みなアダムと同族なのであり、同じ運命を背負っている。
神がアダムに対して宣告されたように、われわれも「死んだ」のである。
3.
これに対して「いや、われわれは死んでいない。正常である。キリストの贖いは不要だ」と主張する人々が、神抜きで国を作ろうとしてできたのが共産主義国である。
共産主義国とは「人間だけでやっていける」と主張したカント主義の実践である。
その結果どうだっただろうか。
地獄である。
共産主義者によって殺害された人の数は、1億。
私はソ連に1年間住んだことがあるので霊的な状態を知っている。
ものすごい重圧である。
国全体に悪魔の臭いがただよっている。
密告と盗聴、尾行・・・
日本に帰ってからも、植木鉢の中に盗聴器があるのではないかと疑う癖が取れなかった。
滞在1ヶ月目に精神が崩壊しそうになった。
足がガクガク震え、歯がカチカチ鳴った。
無神論の国がいかに恐ろしいか、肌で感じた。
4.
人間は、贖いを必要としている。
今の日本人がキリスト教なしでも日常生活が送れるのは「真っ向から神に敵対していないから」である。
ソ連のように真っ向から敵対すれば、社会も個人もあらゆる部分が崩壊する。
敵対の度合いが低ければ低いほど、一般恩恵を受けることができる。
一般恩恵とは「神が与えられる神の恵みのうち、万人に与えられる非救済的恵み」である。
・・・天の父は、悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。(マタイ5・45)
(1)罪の刑罰をすでに受けたという証明書
(2)律法を完全に守ったという証明書
(3)律法を完全に守ったことによって得られる永遠の命と祝福
(4)全世界の支配権と所有権
(5)現世で築き上げた財産や成果、努力の報い他の永遠の所有権
この方にあってあなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことにより、約束の聖霊をもって証印を押されました。聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。これは神の民の贖いのためであり、神の栄光がほめたたえられるためです。
(エペ1・13−14)
2018年6月13日
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