検察への働きかけがあるかないかってそんなに大切なこと?
政府から検察への働きかけがあるかないかということで、自民が民主を問い詰めている国会の様子を見て、自民ってピントが外れていると思った。
有事の際に、国は三権分立などいっていられないわけです。緊急事態ですから。普段ならそういう権力分散のシステムは有効に作用するが、危急の決定を下す場合には、一時的に何らかの手続きをすっ飛ばす必要もある。そういったことも含めて、有事法を整備する必要があると思います。
自民が今回、この問題で民主をやり込めた場合、自分に政権が戻り同様のことが起こったら、政府は検察の決定を指をくわえて待たなければならないことになる。つまり、民主主義を理解しない中国のような国が早急な対応を要求してきた場合に対処できず、事態を悪化させることになりかねない。
外敵が現れて戦わなければならないときに、自分の体の中の一部の器官の具合が悪くなって勝手なことをしだしたら戦いどころではない。
自民は、パフォーマンスはやめて、今回の問題のもっと重要な部分に切り込むべきだと思います。
たとえば、軍事予算1%枠の撤廃とか、憲法9条の改正、核保有など。
かつての社会党のように相手の弱みをつくことに拘泥しているのを見ると、非常に心細く感じます。
2010年10月3日
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