祝福の水はわれわれから流れる


教会成長学が流行してから「教会は大衆に合せるべきだ」という考え方が主流になってしまった。

しかし、教会(エクレシア=神の国)は、神の御言葉のみを最高権威とし、独自の世界観によって他よりも完全に独立し優越したシステムであり、外部の世界に依存しない。

世俗の学界で進化論が教えられていても、教会は聖書で啓示された「創造」を選択する。

エデンの園は、地よりも高い位置にあり、そこから4本の川が流れ、全地を潤していた。

旧約時代はイスラエル、新約時代はクリスチャンが、世界にとってエデンの園であり、クリスチャンから祝福の川が流れる。


…地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。(創世記12・3)

わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。(ヨハネ7・38)

つまり、クリスチャンは、他の人々よりも高い位置にいる。

しかし、教会成長学では、クリスチャンは、周囲の世界よりも低い盆地のようなところにいる。

世俗に気に入れられるために、世俗の世界観をどんどん教会に取り込んでいる。

フラー神学校は、様々な宗教のごった煮を勧めているようにすら覚える。

リベラルを通じて宗教合同が勧められているように、教会成長学を通じて福音派も宗教合同の中に巻き込まれつつある。

韓国のプロテスタントとカトリックが合同する動きがある。

昨年WCCを主導した韓国キリスト教教会協議会( NCCK )会員教団の教長老会統合、韓国監理会、韓国キリスト教長老会、韓国救世軍、大韓聖公会、キリスト教福音教会、キリスト教神の聖会に、キリスト教韓国ルター会、韓国カトリック、韓国正教会と共に、来る5月22日午前11時、ソウル貞洞(チョンドン)の聖公会ソウル大聖堂で「韓国キリスト教信仰と職制委員会」を創立する。

2001年の「韓国キリスト教一致運動」を一層強化するために結成された「韓国キリスト教信仰と職制委員会」は、プロテスタントの会議信仰と職制(職と制度)をカトリック教会と一つに統一するという統合の道への準備作業である。
http://japanese412.blogspot.jp/2014/05/wcc.html

教会成長学は、ノーマン・ビンセント・ピールなるフリーメイソンとピーター・F・ドラッカーなるイルミナティの影響を受けている以上、教会成長学を通じて教会が徐々にエキュメニカル運動を受け入れていき、世界政府に取り込まれつつあるのも不思議ではない。

われわれは、このような宗教合同の流れに逆らって、聖書啓示の絶対的権威という点で一切の妥協を排すべきである。

聖書信仰に基づく世界観で統一されたシステム(教会)でいいのだ。

われわれは「世俗は、われわれの社会的・生物学的生存をスタッフとして支える役割しかない」と考えるべきであり、「世俗に受け入れられないとやっていけない」というような意識を捨てるべきだ。

聖書では、「神の国とその義を第一とすれば衣食住は与えられる」と約束されている。

神の国は、完全に世俗から自存し、独立し、超越すべきである。

御言葉を第一とすれば、必ず道は開ける。

進化論を信じる必要もないし、世俗から支持されるために何かを行う必要もない。

ノーベル賞も必要ないし、有名人の「私もクリスチャンです」的なサポートも不要。

研究対象として以外、非聖書的なものを一切退けるべきである。

祝福の水はわれわれから流れるのであって、世俗から流れるのではない。

 

 

2014年5月17日



ツイート

 

 ホーム

 



robcorp@millnm.net