ベルギー王によるコンゴ侵略はキリスト教のせい?
高山さん、解説の中に聖書を取り上げて、いかにも人種差別や民族淘汰の原因がキリスト教にあるかのごとく描くのやめてもらえませんか?
聖書の中では、他人の領土に入って人を殺し、奴隷とすることを肯定する個所はありませんから。
十戒は「殺すな」「盗むな」「他人のものをほしがるな」であり、ほとんどのキリスト教徒はこれを守って暮らしています。
ベルギーの王様がカナンへの呪いを引用してことを行ったにしても、それは、その王様が自分の野心の実現のために聖書を利用した罪であって、聖書の問題でもキリスト教の問題でもない。
仏教の教えを利用して殺人を犯すオウムだっているでしょう。
オウムのサリン事件を仏教のせいにできますか?
レオポルドの植民地政策は聖書の影響というより、東インド会社のそれ。
「ホクスチャイルドのKing Leopold's Ghostによると、(ベルギー王)レオポルドの政策の多くは、東インド(インドネシア)におけるオランダの政策のマネであった。同様の強制労働はある程度、植民地の天然ゴムの産地においてドイツやフランス、ポルトガルも採用していた」。(Wikipedia―レオポルド2世)
2016年10月27日
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